当院では開院当初から歯科用CTを導入しています。当時はまだ日本にはなかったので、フィンランドから輸入しました。
現在は、低被曝3DーCT(立体断層X線撮影)装置を使用しています。これまでの機器よりも被曝量をさらに低減化し、安全に三次元の立体的診断が行える機械です。
二次元的なレントゲン写真では、顎の骨の高さはわかっても、骨の幅までは把握できません。二次元のレントゲンで見る限りは問題がなかったのに、開けてみたら顎の奥行きが細すぎて処置ができなかったという事例も実際にあったそうです。
安全で適切なインプラント治療には、立体(三次元)的な情報を得ることが不可欠で、それを可能にするのが、CT(Computed Tomography)です。コンピュータを駆使したデータ処理と画像再構成で、断層写真を見ることができます。その情報をもとに、患者様に適切に治療内容を説明し、理解いただいた上で、精度の高い治療を行うことができます。治療の短期化を実現できる点も大きなメリットです。