全身の健康と口の関係
歯で物を噛むことは「食べる」という行為の最初の挙動です。従って、お口の健康状態は全身の健康状態と密接な関係があります。お口の状態が悪いと色々な病気を引き起こす可能性があります。お口の健康を良好に保つ事は全身の健康状態を良好に保つ為にも大変重要な事となります。
例えば、
1、栄養状態が悪くなる。
虫歯、歯槽膿漏で歯が抜けて噛む力が弱くなると、柔らかい食物を摂ることが多くなります。歯数の減少に伴い炭水化物、菓子類の摂取量が増加する傾向があります。
即ち、高カロリー、高脂肪により肥満傾向が生じる危険が出てきます。
2、肩こりや頭痛の原因に。
歯並びや噛み合わせが悪いと、左右の身体のバランスが悪くなり肩凝りや頭痛、腰痛などを引き起こす事があります。噛み合わせを整える事で、耳鳴り、めまい、鼻詰まり等が改善されることもあります。
3、免疫力が低下する。
腸内細菌とお口の中の細菌には密接な関係がある事がわかっています。腸内細菌は
免疫力を支える重要な役割を担います。お口の中の状態が悪くなると腸内環境も悪くなり、免疫力の低下に繋がります。
以上、お口は健康の入り口という意識を持って、メンテナンスされると良いと思います。