「親知らずは抜いた方がいい？」

　親知らずは、最後に生えてくる上下左右の一番奥の歯です。別名、智歯と呼ばれます。親知らずは一番奥に位置しているため、様々なトラブルを引き起こす事があります。今回は親知らずの問題点とそれらに関する解決法を説明します。
親知らずが以下のような問題を引き起こしている場合、抜歯が適切な治療法といえます。
1、親知らずが歯ぐきに埋もれたり、斜めに生えている場合。
2、親知らずが他の歯に対して充分なスペースを与えず、歯列に影響を与える恐れがある場合。
3、ブラッシングやフロスなどで清掃が難しため、歯垢や食べかすが溜まり、虫歯や歯周病の罹患リスクが高い場合。
4、親知らずが周囲の組織に圧迫を与えて痛みや炎症を引き起こしている場合。
但し、親知らずが上下とも正常に生え、噛みあわせに違和感なく、しっかり歯磨きができていれば、敢えて抜く必要はありません。

早めに抜いた方がいい？
親知らずを早めに抜歯する必要性は患者さんの口腔内状態や症状によって異なります。抜歯のタイミングには個人差があり、すべての親知らずを早急に抜歯する必要はありません。
当クリニックでは詳細な診断の上、口腔内状態を評価し、今後起こり得る問題やリスクを考慮して、適切なタイミングや治療プランをご提案しております。
どうぞお気軽にご相談ください。