「歯ブラシの交換時期」
歯を清潔、健康に保つためには、毎日欠かす事ができないのが歯磨きです。しかし、使用している歯ブラシをいつ交換すればよいのか、タイミングに悩んだ経験がある方は多いのではないでしょうか。交換時期を過ぎた古い歯ブラシを使い続けていると、歯の汚れが落ちにくいというだけで無く、きちんとしたブラッシングが行えなくなるため、歯や歯茎を痛めてしまうこともあります。
古い歯ブラシを使い続けるリスクとしては、
1、虫歯や歯周病になり易くなる。
使い古した歯ブラシでは、歯の隙間や奥歯などに毛先が密着しづらく、歯に付着した汚れや歯垢を充分に落とし切ることができません。その結果、虫歯や歯周病になり易くなるのです。
2、歯や歯茎にダメージを与え易くなる。
毛先が広がった歯ブラシは弾力性が失われています。そのため歯に付着した汚れを落としにくいだけで無く、歯や歯茎を傷つけてしまいます。
3、歯ブラシが雑菌の温床となる。
口の中には多くの雑菌が住み着いています。それを除去するのが、歯磨きの目標の一つでもありますが、古い歯ブラシ自体に雑菌が繁殖し易くなります。
歯ブラシ交換の目安は?
仮に毎食後1日3回歯磨きをした場合、雑菌の繁殖などの衛生面から考えて、変形や摩耗が無くても1か月が目安になります。しかし、毛先が広がった時などは1ヶ月未満でも変える必要があります。毛先が開いてしまった歯ブラシは新品の歯ブラシに比べて、歯の汚れを落とす力が約40%もダウンするというデータもあります。
毛先が外側に、はみ出して見えたら交換時期と考えて良いでしょう。