院長コラム

「良く噛むことはアンチエイジングにつながる」

良く噛む事は栄養に吸収、お口の健康、ストレスの軽減、表情筋の強化、たるみの予防など全身にポジティブな影響をもたらし、アンチエイジングにつながる重要な役割の一つと言えます。食事をゆっくりと楽しんで、良く噛む事は健康と若さを維持するためにとても大切な習慣です。具体的にアンチエイジングの効果について説明します。
1、唾液の分泌量が増加する。
  唾液はパロチンという成長ホルモンが含まれていて、骨や歯の再石灰化を助けたり、皮膚の新陳代謝を活発にする働きがあり、シミ、シワを防ぐ効果があります。また、糖尿病や動脈硬化を防ぐ働きもあると言われています。良く噛むことで唾液の分泌が活発になればパロチンの分泌を促すことにつながります。

2、認知症の予防につながる。
  物を噛むと咀嚼筋が動き、その圧力で筋肉中の血管がポンプの様な働きをして脳に血液を送り込みます。それにより脳の血流が良くなり、血管内の老廃物の除去と栄養補給が促進され、認知症の予防につながると言われています。逆に、多くの歯が失われた状態だと良く噛むことができず、脳血流も悪くなり認知症リスクが高まります。

3、肥満防止になる。
  ゆっくり良く噛んで食べると、満腹中枢が刺激され、食べ過ぎを防ぐ事ができます。ある実験によれば、あまり噛まずに早食いをした人と比べると食後の消費エネルギー量が約15キロカロリー増えたそうです。ゆっくり良く噛んで味わいながら食べることは自然とダイエット効果につながります。

宝田歯科クリニック

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